中華イヤホン Yinyoo CCZ Melodyを買ってみた【音質レビュー】

中華イヤホン Yinyoo CCZ Melodyを買ってみた。

2000円ぐらいの10mmデュアル磁気回路ダイナミック型ドライバ+バランスドアーマチュア型のハイブリッド型イヤホンだ。
リケーブルもできる。
安いので買ってみた。
アンバランス接続だが、まず音質はそこそこクリアで高音域が良く出ている。
ドンシャリだが結構チープな感じはある。あと超高音域は出ない。
7KHzぐらいが強い。10~20KHzぐらいは弱い。
低音は重低音がよく出ている。
イヤーピースを付属のものから別のものに変えるとかなり出るようになる。
だが音圧はヘッドホンやスピーカーに負ける。
付属のものはフィット感が悪いので低音が弱くなる可能性大。
それでもその方が丁度いいという人もいるかもしれない。
中音域は1KHzあたりが少し強い。音量は耳が痛くなるので上げにくい。
解像度はあまり感じられない。空気感とかもあまり感じられない。
故にやはりどこかチープな安い音がしている。
EQで高音域を上げまくるとサリサリした音になる。
しかしそこそこ上げられるのでさらにクリアにはできる。
ただしこのイヤホン、機種によっては無音の時ホワイトノイズが鳴る。
良いDACとかDAPならホワイトノイズはほとんど鳴らないので機種による。

ちなみに昔買ったエレコムのEHP-CS200AXBKも2000円ぐらいだった。
2018年ぐらいに買ったものだ。クリアさを売りにしているようだ。
このイヤホンは中音域が強く長時間聴いてると耳が痛くなる。
しかも全体的にはかなりこもった音質だ。
低音もボわついている。ボーカルが埋まる。
解像度もそんなにない。
まさに過去の産物であり安いイヤホンという感じだ。
EQでもよくならないのでどうしようもない。ポテンシャルもない。
当時はこれでも良い方(普通な方)だったのだ。
これと比べるとCCZ Melodyはかなり低音と高音が出ていて高音質でかなりの差だ。
コスパは良いと言える。
ケーブル変えると解像度もまあまあだと思う。

Yinyoo CCZ Melody

JSHiFi Hi8にケーブルを変えてみた。

普通の2pinでつながる。
10~20KHzがそこそこ出るようになった。
だがまだ出ていない領域がある。
何かが足りない。
故に違和感がある。
聴き慣れてくると問題はない。
解像度は上がっている。これは良い感じだ。
低音はあまり変わらない。
ボーカルで耳が痛くならないので音量を上げやすい。ボーカルが弱くなるともいえる。
まあまあ良くなるようだ。

再生ソフト
TuneBrowser – TuneBrowser は Windows 用の音楽管理・再生ソフトです.
VST3プラグイン
QRange by lkjb - Linear Phase EQ Plugin VST VST3 Audio Unit

個人的にはEQでなんとか使えるレベルにはなった。
サリサリした高音域はキンキンした高音域に変わった。
本領発揮するのだがそれでもまだいまいちだ。音圧と解像度的なものが足りてない。
まあ仕方ないのかもしれない。
ケーブルは良いのかもしれない。

ウォークマンではちょっと音が割れるしこもるが、PC用DACではEQでクリアに鳴らせるので一応ある程度のポテンシャルはあるようだ。
ウォークマンはNW-A55だがこのウォークマンは輪郭がはっきりせず音が安定せずフラフラであまり良くないので注意。

解像度的にはハイエンドに負けるがコスパの良いイヤホンだと思う。
EQいじれる人にもオススメだ。

JSHiFi Hi8

追記

Tripowin Zonie 16にリケーブルして2.5mmバランス接続で聴いてみた。

全体的に明瞭になり解像度も上がっている。
PCで言えばASIOで再生した感じに近いクリアさだ。
全体のバランスが良い。
ボーカルの定位が良いしノイズが少ない。
これで少しEQをいじれば更にいい感じだと思われる。

Tripowin Zonie 16