この世界や科学は全て妄想なのか、脳が生み出す仮想現実の話【宗教と科学・哲学・スピリチュアル・密教仏教】


密教や仏教では唯識と言うものがあり、この世界は自分の無意識の妄想が生み出した世界であるというものがある。
阿頼耶識という深い無意識から全てが生じており、それを我々の普段の意識、顕在意識が認識して現実だと思い込んでいる。
現時点で科学的に唯識論を証明する事は不可能だが、自分の見ているものは全て自分の脳が認識して脳が世界を生み出しているのは科学的に確かだ。
そう考えた時にやはり無意識が全てを生じさせているのではないかという結論にたどり着いてしまう。
しかし外部の世界が存在する可能性も否定はできない。
唯識が正しいとは現時点で断定できないし、将来的にいつまでたっても断定できない。
というのも、将来的に外部の外の世界が科学的に解明されたとしてもそれを知るという行為は自分の脳や意識が行う内の世界の認識行為や体験であるので、自分の脳や意識がそうだと思い込んでいる可能性があるからだ。
本当の現実は知る事が出来ない。それは未来になっても我々が我々である限り解明することは不可能だ。
たとえ超越してもその超越世界が外なのか内なのかは不明だろう。外か内か解るようになったとしても解ったというのは認識体験でありこれを超越しなければ同じことである。
我々はできる事を尽くすしかない。つまり唯物論か唯心論か唯識論かどうかという問題より問題解決する方法を考える事を優先するべきであるということだ。
それは密教で無意識の阿頼耶識を瞑想により認識してコントロールする方法もあれば、科学的また化学的に脳をいじってコントロールする方法もあるし、物理的になんとかする方法もある。
全ては妄想の世界でもあるしだがそれが現実の世界でもあるわけなのでただの妄想だからといって落胆する必要性はない。
むしろ妄想だからこそ妄想で操れるというメリットがある。現実を自由に操れる可能性を秘めている。
科学も妄想であり、妄想を生み出している深い無意識を解明することが科学なのかもしれない。
そう考えると密教や仏教は単に宗教のみならずいにしえの科学でもあるとも言える。
よく宗教は怖いイメージがあるが、それは問題を起こした者が多かったのが目立ったからである。
科学も核兵器や軍事兵器などが生み出され怖いものである。ハッカーやクラッカーなどもいる。AIによるディープフェイクやサイバー犯罪もそうだ。
科学は悪用された事が目立っていないので信用されるのである。信用している時点で科学もある意味宗教である。

ちなみに先ほど光に関してAIと会話していたのだが面白いことが解った。
会話内容はこちら
g.co
人間が何も光がない場所を黒と認識するのはなぜか聞いてみたところ、まずひとつは脳がそういう風に生まれつきプログラムされているからである事と、もうひとつは産まれた時からの経験によって脳が学習してそう見えるようになったというものである。
真っ暗な世界で産まれたら別のものが見えていた可能性があるという面白いものであった。
このことから言えるのは脳は産まれた後環境によって形成されて行き変化して行き世界の見え方が決まるという事になる。
DNAの関係もあるだろうが遠い人類の祖先が真っ暗な世界で育って今に至った場合はやはり別のものが見える事になっていただろう。
進化という事も考慮するとやはり脳は変化するし脳によって見え方は変化するということである。
脳が変化するということは妄想によって変化するという事でもある。
higajoukun.hateblo.jp
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