この世界が全て波(波動)であるという説がある。
粒子と波動の二重性と言われるものがある。
要するに波動であったり物質であったりするという事である。
実際に実験などでも確かめられている。
イヤホンのノイズキャンセリングの技術はノイズの音波と逆位相(反対の)音波を出す事で干渉してノイズが消えるというものである。
音と音がぶつかり合い消滅するというイメージだ。
もしこの世界の物質は波動であるなら逆位相の波動を当てれば対象物は干渉して消える。
少し違うが物質と反物質がぶつかると対消滅するようなイメージだ。
脳波も同じで波なので逆位相の脳波を当てれば対象の脳波を消せる。
電波や電磁波で脳を書き換えたりコントロールする事が可能になる。
これらは仏教でいう空になる状態を考えさせられる。
空とは完全になにも存在しない無であるわけではなく、ないようであるというものである。
「色即是空 空即是色」という言葉が般若心経には書かれている。
色や形あるものは空であり、空であるものは色や形あるものという意味である。
色や形とは物質の事でもある。
この物質に本質的な実体は無い(脳が生み出す妄想である)だが妄想によって実在することになるというもの。
妄想の脳波と逆位相の脳波。
その両方が合わさったミックスされた状態、すなわちこの世界の全ての波があるという状態。(重ね合わせ)
それが真の空の境地、真空なのかもしれない。
真空という言葉は仏教用語でもあり、真実の空という意味である。
物理学でも真空状態になってもなにか微振動がありエネルギーがあると言われている。(量子真空ゆらぎ)
全てないようで全てあるという状態。
それが真空である。
そして観測によって波動の干渉は変わってくる。(シュレーディンガーの猫)
これは不思議な事に人間に観測されない限り観測結果は重ね合わせ状態であり、観測すると確定するというものである。(不確定性原理)
この観測は妄想すなわち脳波と関係している可能性がある。
まさに観測前、妄想前は重ね合わせ状態で全てがあるようでないが、妄想によって確定、現実化することになる。
このことを踏まえて今後もう少し考えていきたいと思う。
