時間とは何か哲学的問題を適当に考えてみた

時間の認識

我々は時間を認識できる脳構造や精神及び意識構造である。
その構造の仕組みは要するに、動くもの(自分の意識や物体など)があり、それが動いていると認識する時に時間が経過しているように感じるわけである。
時間の概念がない原始人がいたとしたら時間は認識できないので彼らには時間は存在せずただ生きているだけであるが現実世界の時間は知らない間に流れている事になる。
寝ているときは意識が無くなるので意識が動かず時間が止まってしまう、というか意識が働かないので認識できないので眠っている間の時間が飛んでしまうのだ。
意識が無くなると時間とか全てが無くなって時間は止まってしまうのだが、実際は寝ていても現実世界では時間が経過している事が目覚めた時に時計など動いたものを何か見て認識してわかる。
つまり寝ている間や意識が無い時、時間は止まっていない。自分の意識が無くなっても現実世界では時間は流れ続け存在するのだ。
どうやら時間とは自分の意識による認識だけのものではなさそうだ。
ただしこの世界の全てが自分の幻想で時間の経過も物理法則も自分が生み出しているとかいう説は一応考えられる。
それでもその自分を構成する構造体が自分の外の世界にあるはずでそれに従って自分の幻想が生み出されている事になる。
何れにせよ物理法則はあるので時間の仕組みが何かあるという事だ。

時間の最小単位

時間が無限に遅くなるなら無限に短い時間が存在する事になる。そこでは我々の観測できないような出来事が起こっているかもしれない。
有限で最小単位が存在するとしてもこの世界の中での事であり、外の世界、別次元では無限である可能性がある。

時間の終焉

時間が終わり止まってしまえばこの世界の終わりである。
何も動かないが物質や構造自体は存在する。それでも終わりだと言えるだろうか。
別の外の世界ではメタ時間が流れているかもしれない。
また時間とは別の何かが外の世界に存在しているかもしれない。
higajoukun.hateblo.jp

パラレルワールドの存在

様々な別世界が存在するということは様々な時間が流れているという事である。
我々の認識している時間はあるひとつの世界の時間なのである。
全ての世界の時間を認識することは我々には無理がある。
脳構造を変えたりサイボーグ化したりしないと難しい。
パラレルワールドが本当に存在するのかそもそも疑問である。

この世界にはすべての世界が存在している

パラレルワールドと同じだがこの世界にはいろんな世界が全て存在しているわけで、スポットライト理論のようにある世界をスポットライトで照らしてその世界だけを我々は見ているのである。
という仮説がある。

何故時間の流れる方向は一方向なのか

時間の流れが未来に向かっているだけなのはこの世界の物理法則が関係していると思われる。
単に今の物理法則だから未来に向かっているように見えているだけである。
別の物理法則なら過去に戻るように見えているだろう。
未来に向かっていると思いこんでいるだけである。
ブロック宇宙論とも関係がある。
だが結局のところこれは仮説である。

光速で動くと時間が経過せず重力により時間が遅くなる

物理学では光速で動くと時間が経過せず、また重力が時間を遅くさせるらしい。
まあ時間というものが物質的なものであるならそれは構造体ということであり構造次第でどうにでも変化したり他の物質の影響を受けたりするわけである。
(ただし構造を持たない非構造体の存在も考えられる)

結局時間とはどういう構造なのか

現在時間の構造は不明である。
物理学者の仕事なので哲学だけで考えても難しい事である。