まなちゃん
ねえゆいちゃん、この中で一番頭がアホなのは誰?
ゆいちゃん
うーん…。誰だろう。
まなちゃん
私にはピコチップが埋め込んであるんだよ。どう考えてもゆいちゃんでしょ。
ゆいちゃん
ひどいよまなちゃん。
まなちゃん
常識的に考えてチップ埋め込んでない普通の人間であるゆいちゃんでしょう。
ひがじょう
それはどうかな。
まなちゃん
常識的に考えてチップ埋め込んでない普通の人間であるゆいちゃんでしょう。二回も言わせんな。
ひがじょう
常識ではそうだが常識じゃないとしたらどうだろうか。
まなちゃん
なにいってんの。
ひがじょう
チップを埋め込んだ者が偉いという常識を常識じゃないとして考えたら一番偉いのは誰だろうか。
まなちゃん
常識は常識だろ。確実にそうだと決まってることだろ。今更常識じゃないものを考える必要はないだろ。
ひがじょう
常識ではそうだがそれが常識じゃないとしたらどうだろうか。
まなちゃん
全部常識じゃないとか言うのか?相変わらず頭狂ってるね。
ひがじょう
我々は常識に囚われているのだ。こうだと絶対的に思い込むことで常識が生まれる。常識はそもそも常識ではない。
まなちゃん
またヤバイ洗脳しにきたのか?(・∀・)カエレ!
ひがじょう
常識は我々が勝手に決めたものでしかない。実際は我々の思っているものとは違う。現実は変わらないと思っているが変わらないと思っているから変わらないのだ。それが常識となって因果関係を生み物理や整合性、更には時間や空間や現実という世界と精神までもが生じてくるのだ。
まなちゃん
(・∀・)カエレ!
ひがじょう
どうやら今の自分を否定したくないようだな。その自分の持っている常識や信念は本当に正しいものだと言えるのか?
まなちゃん
どう思うかは私の勝手だろ。常識は私が決めるんだよ。悪い?
ひがじょう
今のままで良いなら勝手だが不満があるようなら自分の常識を変えるべきだな。常識から開放され自由になることだ。
まなちゃん
そんな簡単にいくわけないだろ。脳みそは簡単には変化しないようにできてんだよ。
ひがじょう
それがお前の常識だからだ。常識を変えれば簡単に変化するようになる。
まなちゃん
何いってんだ?
ひがじょう
変わらないのはそれが常識だと思いこんでいるからだ。
まなちゃん
簡単に常識は変えられないのは常識だよな?その常識は簡単に変わらないから簡単に常識は変えられないってことだろ?結局私の言ってることは正しいだろ。常識は簡単に変わらない。
ひがじょう
その常識は簡単に変わらないから簡単に常識は変えられないってことという常識を持っているから変わらないのだよ。その常識は簡単に変わらないから簡単に常識は変えられないってことという常識を変えることでその常識は簡単に変わらないから簡単に常識は変えられないってことという常識を変えることができる。
まなちゃん
何回おんなじこと言うつもりだ?
※この物語はフィクションです。