本当の現実の世界とは何かという哲学的問題

自著の哲学的エッセイ本から適当に抜粋


数学的に現実の仕組みを解明させても数学の世界でしか解明されていないことになる。
哲学で解明すれば哲学の世界でしかない。物理学で解明しても言語で解明してもその世界でしかない。
全てを生み出しているのは自分だとしたら自分を解明すれば世界は解明される。
しかしそれでもそれは自分の世界でしかないのかもしれない。外の世界がある可能性がある。
本当の現実はどうやっても解明できないのかもしれない。

我々は意識があると認識することで有ると認識するし、意識がない時は認識できない。それは意識の領域内での認識であり、意識を超えて有るとか無いとか言う事が出来ない。
例えば寝ている時は意識がなく記憶も無いので無と認識、考えられるが、現実の世界では寝ている肉体が存在していて無いのではなく有るのである。

あるものを言語化しているものは言語の領域を出られず、あるものそのものを知ることが出来ない。


いつか遠い未来の科学技術で本当の現実の世界を知ることが出来るのだろうか?