サイフォンの淹れ方研究

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サイフォンの淹れ方研究

前回のサイフォンVSペーパーはこちら
豆はエスプレッソローストを7gで中挽き。
まずフィルターのついたサイフォンのロートに粉(7g中挽き)を入れて、
半分のお湯の量でネルドリップする。30秒蒸らしで30秒間隔で3回淹れた。
ロート内のコーヒーは3回目が終わったらフラスコへ落とすようにしている。
その後フラスコにお湯を足して、火を点けサイフォンで淹れる。
※お湯を入れすぎたり火力が強いと沸騰した時に突沸する可能性があるので注意。
浸漬時間は10秒、撹拌回数5回。最後の撹拌なし。
その結果、苦味とコクが出て、香りも深煎りらしい香ばしい香りになった。
少し渋い感じがする。ネルドリップだと渋くなるのだろうか。

ペーパードリップでも淹れて味を比べてみた。
30秒蒸らしで20~30秒間隔でお湯を注いで淹れた。
ペーパードリップの香りはあまりしない。
サイフォンの方が香りが強く奥深く良い香りだ。
熱々の時のペーパードリップの方は味が薄めだ。
熱々の時のサイフォンの方が味が濃く深く出ている。
ペーパーの方はなんだか植物的な雑味があるし新鮮さがなく落ちた感じだ。
サイフォンの方は雑味がなくかなり新鮮さがある。
ただ冷めてくると薄く感じてきた。これは粉の量を増やせば問題ないかもしれない。
冷めてもそれなりにコクがあり苦味がある。あと甘みも感じるようになってきた。
しかしペーパーの方がスパイシーで激しくてコクが強く奥深さがある。
サイフォンはどうしても薄っぺらくて大人しく感じる。
しかしペーパーの方は甘みがなくてしょうもない味になっている。印象的には無機質である。
苦味はペーパーの方が強い。

さいごに

サイフォンがこの感じだと粉を9g以上にすればなんとかなりそうな感じではある。
普通コーヒーは一杯10gで淹れるので、このサイフォンの淹れ方なら苦味とコクが出せるのではないだろうか。
次回は更にこの淹れ方で浸漬時間や撹拌時間を工夫してみたいと思う。